鎌倉の人気スイーツと言えば、鎌倉紅谷さんのクルミッ子。
今回は大人気のクルミッ子がどのような工程で作られているのか、横浜ハンマーヘッドにある「クルミッ子ファクトリー(Kurumicco Factory)」を見学して来ました!
案内して頂くのは、鎌倉紅谷の広報 山川さん。山川さんは取材に行くたびにお世話になっている方で、いつも笑顔の素敵な女性です。
クルミッ子ファクトリーってどんなところ?
クルミッ子ファクトリーは、クルミッ子がどの様に作られているのか工場を見学できる場所です。
見学は無料で、11:00~19:00の間ならいつでも見ることができますが、午前中に行く方が色々な工程が見れるのでおすすめです。
他にもカフェとショップが併設されていて、ここだけの限定メニューや限定グッズの販売も行なっています。
大人気のワークショップは予約必須
クルミッ子を実際に自分で作ることができる、ワークショップ「クルミッ子つくるっ子!」も行なっています。カフェの奥で行われていますが、大人気でなかなか予約が取れないくらい。
クルミッ子約8個分のミニサイズのホールクルミッ子を作ることができ、可愛らしいメモリアルブックとしてを持ち帰りできます。
現在はコロナウイルス感染防止の為、年内のワークショップ受付は中止していますが、年明けの再開を目指して準備を進めているそうです。→最新情報はこちら
開催日程:主に土日祝日。1日2~3回
参加可能人数:8名まで
時間:90分
※上記変更の可能性も有
早速、見学開始!




クルミッ子作りは、
- キャラメルづくり
- キャラメルのし
- 生地のし、仕上げ
- 焼成
- 自動搬送装置「クルミッ子運ぶくん」
- カット
- 個包装
この順番で行われます。ガラスに「KURUMICCO FACTORY MAP」が置いてあるので、こちらを見ながら見学していくとわかりやすいです。
ファクトリーは生地を焼く香りや、キャラメルの甘い香りでいっぱい。クルミッ子ファクトリーでは、1日約2万個のクルミッ子が製造されています。
横浜のクルミッ子ファクトリーの他にも、最大の大きさを誇る横浜市幸浦と鎌倉市常盤にも工場があります。

キャラメルづくりは、タイミングが大事
キャラメルづくりはクルミッ子の味の要になるので、とても大事な工程です。キャラメルの材料は砂糖、バター、生クリームなど。
色が変わり香ばしい香りがして、フツフツとしてきたら、沸かした生クリームを入れます。キャラメルが煮詰まってきたら、色と混ぜる時の感触で火を止めるタイミング見極め、クルミを加え混ぜます。
気温や湿度によってタイミングが変わるので、職人さんの経験と感。これが身につくまでにはかなり訓練が必要だそうです。
クルミの粒の大きさにもこだわりがあり、ちょうどいい食感を感じながらも食べやすい大きさにしてあります。クルミはカリフォルニア産のものを、年間約220トン使います。
熱いうちにできたキャラメルとクルミを混ぜたものを、トレー全体に伸ばして平らにならしていきます。冷えてくると固まってしまうので、スピードが大事。
生地のし・仕上げ
食べやすい食感の1.5mmの厚さに伸ばします。生地は柔らかいので、均等の厚みに伸ばすのは熟練のプロの技。
下生地を天板にしき、固めたキャラメルをのせ、上生地をかぶせます。
仕上げにきれいな焼き色を出す為に表面にまんべんなく牛乳を塗り、空気を抜くために穴をあけます。牛乳はローラーのようなもので塗っています。焼き上がった時の香りは格別だそうです!
クルミッ子運ぶくんで保管庫へ
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オーブンで焼きあがったホールクルミッ子を、力持ちの「クルミッ子運ぶくん」が一度に最大16鉄板も保管庫まで運びます。
クルミッ子運ぶくんが動いている時は、可愛らしい音がなるそうで、工場内は静かでもクルミッ子運ぶくんが動いている時はとっても和むそうです。
自分で台車を引っ掛けて運んで、障害物があったらちゃんと止まってくれる賢い子。一生懸命運ぶ姿がかわいいです。
カット
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1天板で135個のクルミッ子が製造できます。ホールクルミッ子を通常サイズにカットし、ベルトコンベアで包装機まで運びます。断面にハート型のクルミを発見できたら、ラッキー!鎌倉紅谷の代表命名「ラッキーハートクルミッ子」です。
個包装
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ベルトコンベアーで出来上がったクルミッ子が流れてくるところが可愛らしくて、いつまででも見ていれます。
日によって作業時間は違うそうですが、私が行った日は午後にはベルトコンベアーは終了していました。午前中に行くと見れる可能性が高いです。
リスくんの絵がついたフィルムで1個ずつ包装したら、クルミッ子の完成です!
隠れリスくんを探そう!
クルミッ子ファクトリーには、生地を伸ばしたりキャラメルを作ったり、8種類18匹の隠れリスくんがいます。
お子さんも見える低い位置にリスくんがいるので、一緒に探すのも楽しいですね。ちなみにこのレンガはクルミッ子と同じサイズで「クルミッ子タイル」と呼んでいるそうです。
そして鎌倉紅谷の有井代表のお家では、TwitterやInstagramにも登場するうさぎのまろまろくんを飼っているそうです。まろまろくんも、1匹隠れているのでぜひ探してみてくださいね。
せっかくならカフェにも行ってみよう!
店内の様子
工場の隣にあるカフェは、港が一望できて開放的。壁側はガラス張りになっていて、クルミッ子を作っている様子を見ることもできます。
テラス席もあるので、外でのんびり過ごすのもいいですね。
カフェのメニュー
ドリンクは鎌倉紅谷本店のカフェ「サロン・ド・クルミッ子」にもある、沁みいるレモネードや鎌倉だよりの抹茶ラテなども販売しています。
限定メニューに注目♫
クルミッ子ファクトリーのカフェのスイーツメニューは、「サロン・ド・クルミッ子」より少なく
- クルミッケーク
- The Factory’s クルミッ子パフェ
- クルミミカップ
の3つと、プラス季節限定商品です。
今の季節限定商品は、「柑橘あんみつ~キャラメル黒蜜ソースを添えて~」。クルミッ子キャラメルクリームのケーキ「クルミッケーク」は、クルミッ子ファクトリー限定です。
The Factory’s クルミッ子パフェは、「サロン・ド・クルミッ子」の人気メニューをテイクアウトのカップに入れてミドルサイズにしたものです。
クルミッ子の切り落としが入ったクルミミカップ
クルミミカップは、クルミッ子ファクトリーで製造しているクルミッ子の切り落としを食べることができます。1カップに8個分のクルミミが入っています。
クルミミはクッキー部分が多く、クルミッ子とはまた違った食感や味が楽しめます。持ち帰りも可能で、賞味期限は1ヶ月です。
クルミッ子ファクトリー限定「クルミッケーク」を注文♫
せっかくクルミッ子ファクトリーに来たので、限定のクルミッ子キャラメルクリームのケーキ「クルミッケーク」を頂きました。
ケーキは、
- ふわふわのクルミッ子キャラメル生クリーム
- 濃厚なホワイトチョコクリーム
- メープルシロップを染み込ませたパンケーキ
の三層になっています。
かなり濃厚で甘くて美味しいです。甘いものが好きな人におすすめ。
食べ進めていくとマーマレードソースや、ベリーソース、粗く刻んだクルミッ子が出てきて味や食感が変わるので飽きずに最後まで食べれます。
そして一口サイズのクルミッ子。最後のお楽しみにとっておきました。ケーキと一緒に食べると、いつもと雰囲気が違ってまた美味しかったです(^^)
限定グッズも見逃せない!
グレーとクリームの可愛らしいマグカップは、クルミッ子ファクトリーにしかない限定グッズです。そしてくるみの木のコースターも、「KURUMICCO FACTORY」と文字が入ってクルミッ子ファクトリーバージョンに。
こちらもクルミッ子ファクトリー限定トートバック。ちなみにこちらはここで商品を買った時に使われている紙袋と同じデザインです。
クルミッ子ファクトリーの見学を終えて


それはよかったです!
クルミッ子は技術と手間を惜しまず「おいしさとしあわせをお届けしたい」という想いを込めて、クラフトマン達が一生懸命作っています。皆さんに、喜んで頂けると嬉しいです(^^)

クルミッ子ファクトリーは、クルミッ子好きには堪らない、よりクルミッ子を知ることができるスポットです。
横浜ハンマーヘッドにはクルミッ子ファクトリーの他にも、鎌倉にもショップがあるVANILLA BEANSや、横浜ありあけハーバーの焼きたてが食べられるお店があってとても楽しいです。
赤レンガも近く、観光スポットが沢山あるので、ぜひクルミッ子ファクトリーに遊びに行ってみてくださいね(^^)
クルミッ子ファクトリーへのアクセス方法
みなとみらい線
「馬車道駅」より徒歩10分「みなとみらい駅」より徒歩12分
JR京浜東北線「桜木町駅」より徒歩15分
少しわかりにくいので、時間に余裕を持って行かれるのがおすすめです。
営業時間や詳細
住所 | 〒231‐0001 横浜市中区新港2-14-1 横浜ハンマーヘッド2階 |
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電話番号 | 045-263-9635(受付11:00~19:00) |
営業時間 | 工場見学 11:00~19:00 Kurumicco Factory The Shop 11:00~20:00 Kurumicco Factory The Cafe 11:00~20:00 ※L.O.19:00 |
定休日 | 横浜ハンマーヘッドに準ずる |
公式ホームページ | https://www.beniya-ajisai.co.jp/kf/ |