「Lino Drops Kamakura」桜貝アクセサリーができるまで。貝拾いから完成までに密着。

鎌倉若宮大路に店舗を構える「桜貝アクセサリー Lino Drops Kamakura(リノドロップス)」。

鎌倉の海で拾った桜貝のみを使い、店主である二人が想いを込めて完全手作りで作る唯一無二のアクセサリーです。

今回はそんな二人に密着。

リノドロップスのアクセサリーが、どのような工程を経て作られているのかを見学させて頂きました。

感想を一言でいうと、「そんなに手間と時間がかかっていたの?!」と驚きでした。

1年以上かけ大切に作られた、桜貝アクセリー作りの全工程をご紹介します。

▶︎ストーリー編はこちら!店主の想いと、立ち上げまでのストーリー

目次

桜貝を拾いは夜明け前から

桜貝のアクアセリー作りを見せて頂くにあたり、桜貝拾いから密着させて頂きました。桜貝拾いは、陸門さんが担当。

指定されたのは、朝6時半に由比ヶ浜。12月の朝6時半はまだ陽も登っていない薄暗い状態。厚着をして行きましたがかなり寒いです。

待ち合わせは6時半でしたが、陸門さんは6時前から桜貝集めをしていたそうです。

由比ヶ浜を彷徨っていると、陸門さんを発見!黙々と小さなバケツに桜貝を拾い集めています。

30分後。ひたすら桜貝を探しています。

桜貝拾いは夜明け前から始めて2.3時間は同じ体勢で拾っているので、とっても肩が凝るそうです。

桜貝探しもなかなか根気がいる仕事ですね。

私も桜貝探しをお手伝い。

陸門さんにコツを教えて頂き、実践してみると早速発見!かわいい〜。

でも桜貝が日焼けして黒ずんでいるのでボツ。これでは商品にならないそうです。

うーん。なかなか難しい。リノドロップスでは、厳選された桜貝のみをアクセサリーにしています。

やっとOKを貰った桜貝がこれ。

そんなにいい状態ではないですが、透明感があって海で獲れたての様な独特の水々しさがあります。

写真では伝わりにくいのですが、確かに良いものと悪いものではツヤ感が全然違います。

桜貝はどーこだ?答えは写真の中央の下の方。

こんな感じで貝が沢山ある中から、綺麗な桜貝を探し出します。

桜貝がある場所はその日によって違うので、漁師さんと一緒で由比ヶ浜から材木座まで勘で場所を絞りつつ探していく様です。

細長い桜貝を発見!これは紅貝といって、とても貴重な貝だそうです。

この日の桜貝拾いはこれでおしまい。だいたい2時間半くらい。寒かったですが犬をお散歩している人も多く、気持ちのいい時間でした。

由比ヶ浜は昔、浜辺がピンクになるくらい桜貝が打ち上がっていたそうです。

今でも桜貝は拾えますが、かなり数は減ってきている様です。これからますます貴重なものになっていきそうですね。

さてさて午後からは、桜貝アクセサリー作りに密着です!

桜貝アクセサリーは、鎌倉の工房で作られています。

Lino Drops Kamakura(リノドロップス)の桜貝アクセサリーは、鎌倉の小さな工房で作られています。

①洗浄・乾燥

拾ってきた桜貝は、ひとつひとつ指で擦りながら砂などの汚れを落としていきます。

洗うのは陸門さんの担当。この作業で陸門さんの手は、ガサガサになってしまったそうです。

薬剤を使えばすぐに汚れは落ちるのかもしれないですが、桜貝は繊細なものですし、天然のもので作りたいという想いから時間をかけて汚れを落としています。

完全に綺麗になったら、桜貝を自然乾燥で乾かしていきます。

②選別・素材作り

こちらが乾燥させた桜貝。

日焼けしていない綺麗な状態の桜貝を、丁寧に汚れを取り除くとこの状態になります。

ピンクの発色がとても綺麗で、乾燥しているのにパールの様な輝きがあります。

それから桜貝は穴が開いているものと、穴がないものに分けていきます。

穴がないものは「さくらひとえ」という、桜貝を一枚をそのまま使ったアクセサリーに。

穴があるものは「さくらゆめみし」という、砕いた桜貝を使ったアクセサリーになります。

 

2枚繋がった桜貝はレア!恋愛成就の象徴

穴がない桜貝は貴重なものですが、更に貴重なのが2枚繋がっている桜貝。

桜貝の穴はツメタ貝という桜貝の天敵が、桜貝の貝殻に穴をあけ中を食べてしまうことで穴があきます。

ですので通常浜辺に打ち上がってくる桜貝は、貝殻のどちらかには穴があいています。

上の写真の様な桜貝は奇跡的に発見できたもの。

このとっても貴重な2枚繋がった貝合わせの桜貝は、恋愛成就の象徴でもあります。

リノドロップスでは「幸せが重なって訪れますように」と願いを込めて、貝合わせの桜貝を使って「さくらふたえ」と名付けたアクセサリーを作っています。

このアクセサリーは、1ヶ月で1本も作れない超レア商品です。

穴あきとそうでないものを分けたら、次は色の選別です。

穴のあいた桜貝はピンク・レッド・オレンジ・レモン・ホワイトに色分けし、それぞれ1mm角のものと粉末のものを作っていきます。

なんとこれも手作業。繊細な作業なので、なかなか人には任せられないそうです。

穴があいた桜貝は周りの色の薄い部分をピンセットで割り取り除き、中央部分の色の濃いだけを抽出していきます。

濃い部分はすり鉢に入れてすり棒で細かくします。粉末になったらふるいにかけて、更に細かい粒子にしていきます。更に汚れを取り除き、粉状のものが完成。

1mm角のものはピンセットで割って作ります。

するとこんなに綺麗な素材が出来上がりました!この作業を色別にやっていきます。

考えただけでも気の遠くなる作業ですね…。ここまでが陸門さんの担当。

この1mm大の欠片を1粒単位で色別・粒度別に選別する製法は特許を取っていて、誰にも真似出来ないそうです。

粉末の素材で作ったアクセサリーが左で、右は1mm角の素材を使って作られています。

2つの色が使われたアクセサリーは、白い部分の桜貝と濃いピンクの部分の桜貝を粉末にして使っていて材料は完全に桜貝のみ。自然の色合いを生かして作っています。

そして素材を元にアクセサリーにしていくのが、陸門さんパートナーLinoさんの担当です!

③アクセサリー製作

さくらゆめみし

細かく砕いた桜貝を使って作る「さくらゆめみし」は、素材と特別な樹脂と混ぜてアクセサリーの型枠に詰めていきます。

この樹脂も一般的な樹脂ではなく、特別な樹脂を使っています。

この樹脂に辿り着くまでに何十種類の樹脂を試して、今のものに辿り着いたそうです。

たっぷり樹脂を詰めてぷっくりと可愛らしく仕上げるのが目標ですが、はみ出さないように沢山樹脂を載せるは至難の技。

はみ出したものは商品にはできないので、とても繊細な作業です。

こちらが「さくらゆめみし」の完成バージョン!可愛いですね〜。

しずく型のものは、オリジナルの型に樹脂を詰めて作られたもの。これから穴をあけてピアスやネックレスになります。

 

さくらひとえ

穴のあいていない桜貝を使った「さくらひとえ」は、桜貝に透明の特殊な樹脂を丁寧に乗せて作られます。

片面に樹脂を乗せたら3日から1週間かけて乾かします。乾いたら同じように裏側にも樹脂を乗せます。

このぷっくりとしたフォルムが可愛い!

樹脂をのせることで毎日使っても割れないような強度を保つことができ、そして海で獲れたての濡れた感じを再現することができます。

あとは両面乾いたら器具で穴をあけて、ピアスやネックレスなどアクセサリーに加工して完成です!

お花を使ったこんな可愛いアクセサリーも!

アクセサリー作りでは、ホコリなどの細かいゴミが入らないように細心の注意を払っています。

珊瑚や星の砂を入れたものもこちらも可愛らしいですね!

桜貝と星の砂。幸せアイテムが2つも入って、より幸せが訪れそうです。

アクセサリーが完成!

さくらひとえ

こちらがリノドロップスの大人気商品「さくらひとえ」のピアスです。

「さくらひとえ」のネックレス・ブレスレットは幸せの道しるべとして。ピアス・イヤリングは、1枚の桜貝が運命的な出会いをして対になった幸運にあやかって。

「さくら貝の一重(一枚)が一恵をもたらす」という願いを込めて「さくらひとえ」と名付けられました。

さくらゆめみし

こちらは「さくらゆめみし」。この微妙なグラデーションは、桜貝を細かく色分けした素材で作っています。キレイですね!

「さくらゆめみし」は桜貝の小さな欠片が重なりあう様に、日常の小さな幸せが重なりあう様が表現されています。

「さくらゆめみし」は「さくらひとえ」の様な綺麗なアクセサリーになりたい。

と夢見る桜貝の欠片たちの願いが叶う=あなたの願いが叶いますように。という意味を込めて名付けられました。

デザインから製作まで。全てオリジナル

リノドロップスのアクセサリーは、デザインから全てLinoさんが考案したオリジナルです。

製作もLinoさん一人で行なっています。

陸門さんやスタッフさんが作っても、Linoさんの様な販売できる素敵な作品はできないそうです。

Linoさんの感性が、リノドロップスの作品作りに生かされています。

完成まで1年!手間暇かけて作られたアクセサリー

どのアクセサリーも、材料ができるまで約1年

そこからアクセサリーができるまで、一番シンプルなものでも最短で10日間。ものによっては2か月もかかるそうです。

素人からすると、なんでそこまで手間をかけるの?!と思ってしまいますが、それは二人の性分。

どんなに手間が掛かってもできる限りこだわって、喜ばれるものを作りたいという想いで作られています。

 

一点物の桜貝アクセサリーに会いに行こう。

リノドロップスの桜貝アクセサリーは、陸門さんとLinoさんが桜貝拾いから素材作り・デザイン・製作まで全てオリジナルで完全手作り。

気の遠くなる様な手間と時間をかけ、こだわりを持って作っているアクセサリーです。

二人がひとつひとつの桜貝に愛着を持ち、丁寧に作品にしていく姿が印象的でした。

「こんなに手間をかけて大変ではないですか?」と訪ねたところ「大変ではあるけど、桜貝の一枚一枚の個性を楽しみながら作っているんです」と二人は話します。

二人の想いが詰まった、一点物の桜貝アクセサリー。

オンラインショップでも購入が可能です。

そして鎌倉に来た際には、ぜひお店に立ち寄って覗いてみてくださいね。

 

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住所 鎌倉市小町2-12-29鈴木ビル1F
電話番号 0467-55-5833
営業時間 10:30~17:30
定休日 毎週水曜日 ※ 12月28日~31日
公式ホームページ https://www.linodropskamakura.com/
公式Instagram https://www.instagram.com/lino_drops_kamakura/?hl=ja

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この記事を書いた人

ひとみ ひとみ かまくらいふ編集長

世界52カ国を旅した旅マニア。鎌倉で結婚式をあげ、北海道から移住しちゃうくらい鎌倉好き。趣味は、鎌倉で食べ歩き&飲み歩き。日夜美味しいものを求めて鎌倉探訪する、旨いものハンター!

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