毎年7月に鶴岡八幡宮で行われる「七夕祭」。鎌倉の街には七夕飾りが飾られ、七夕ムードを盛り上げてくれます。ここでは、鶴岡八幡宮の七夕祭の様子を紹介していきます。
七夕まつりの期間は7月1日~7日
七夕飾りは6月終わり頃から始まりますが、祭りとしては7月1日~7日です。
この期間中は本殿・舞殿・二ノ鳥居が七夕飾りで彩られ、舞殿では午前10時から午後4時の間、巫女さんによる縁結び・良縁を祈願する鈴懸神事を受けることができます。
そして7月5日6日にはコンサートなどイベントが行われ、7日には七夕祭神事が行われます。2020年は7月5日は佐藤和哉さんの篠笛、7月6日はハーフムーン ライブコンサートが行われました。
七夕は織姫と彦星が年に一度、7月7日の夜に天の河を渡って会うという伝承に、裁縫や技芸の上達を祈る「乞巧奠(きっこうでん)」、そして日本古来の信仰が合わさった行事です。 引用:鶴岡八幡宮公式サイト
鶴岡八幡宮でも江戸初期から七夕行事を行っていた記述が残されており、七夕まつりでは神と人、人と人の「むすび」を祈願しているそうです。
ちなみに鶴岡八幡宮の七夕祭りは、「七夕祭」と表記されたり「七夕まつり」とも書かれていて公式サイトでも両方が混じっているので結局どちらが正しいのかはわかりません。どちらでもいいのですが、ちょっと気になりますね(^^;)
鎌倉の街を彩る七夕飾り
6月の終わり、7月初め頃から七夕飾りでいっぱいになります。七夕飾りは若宮大路の二の鳥居から始まり、舞殿、若宮、そして本宮と続きます。
本宮や舞殿にはカラフルなくす玉と吹流し、短冊などが着いた笹竹が飾られています。派手さはないですが、昔ながらの落ち着いた七夕の雰囲気があります。
お花のくす玉も綺麗です。
この時期は源平池には蓮の葉が一面にあり、なかなか迫力があります。蓮の花はピンクと白があり、大きく美しい花が咲いています。
こちらは通常は行なっているかわかりませんが、2020年はコロナウイルスの影響で手水が花手水になっていてとても素敵でした。
舞殿の隣では茅の輪くぐりが行われていて、くぐると厄災を免れると言われています。厄払いもできるので、ここはぜひやっておきましょう。
短冊は3種類あり選べます
短冊は3種類あって、好きなものを選んで願い事を書くことができます。願い事を書いたら舞殿にある紐に結びます。
こちらは梶の葉を模った色紙と、短冊型の絵馬。梶の葉は昔からの風習で、七夕の夜に七枚の梶の葉に歌を書いて織女星にたむけていたことから始まったそうです。
こちらが祈り鳩タイプのもの。鳩というのがまた鶴岡八幡宮らしいですよね。中に願い事を書いて短冊と同じ様に紐に結ぶと、伝書鳩が八幡宮様に願い事を届けてくれます。
こちらは願い事は中に書くので見えません。願い事を人に見られたくない人はこちらがおすすめです。
短冊は全て500円で、祈祷受付やお守りが販売されている場所で売られています。
通常は笹竹に結びますが、鶴岡八幡宮では舞殿にある紐に願い事をおみくじの様に結びます。色とりどりの短冊が可愛らしいですね。
7月7日に行われる、七夕祭神事
7月7日七夕当日には、時間は17時から鈴掛神事が行われます。社務所から宮司さんや巫女さんが列をなして出てきます。ここから始まります。
まずはお参りをします。警備員の方がいて近くには行けません。普段立ち入り禁止になっている場所が、神事に使われる場所だとは。ひとつひとつに意味があるんですね。
その後舞殿に移動します。舞殿では七夕祭神事が行われ、巫女による神楽が楽しめます。七夕祭神事は全体でだいたい30分くらい。その後、舞殿にお供えされていた神饌(しんせん)や神楽(かぐら)が展示され近くで見ることができます。
お供えされていた神饌は、ウリ、ナス、ササゲ、鯛、果物など季節の食材です。神楽は琴や琵琶など。近くで見ると細工がとても細かく綺麗でした。
鶴岡八幡宮では、七夕の御朱印はあるの?
鶴岡八幡宮では七夕限定の御朱印は無く、通常ともののみ承っています。
ただ鶴岡八幡宮から徒歩15分くらい歩いた場所にある鎌倉宮では限定の御朱印をやっています。カラフルで可愛らしいので、せっかくなら七夕の御朱印が欲しいという方はこちらに行ってみるのもいいですね。
まとめ
鶴岡八幡宮の七夕祭りは、七夕飾りで街全体が七夕ムードに包まれる素敵なお祭りです。
他の七夕祭りの様な賑わいはないですが、七夕祭神事やコンサートは静かに楽しむことができるのでちょっと大人な七夕祭りというイメージ。
短冊も3種類あって可愛らしいですし、縁結び・良縁を祈願する鈴懸神事も行われているの女性は気になっちゃいますね。
2020年は終わってしまいましたが、来年でもぜひ行ってみてくださいね(^^)
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